インタビューインタビュー

M.Y.さん

1996年入社 / 技術開発部

工学部・応用微生物工学科出身

入社した訳入社した訳

化粧品はあまり使う方ではなかったですが、自然素材の「よもぎ」や「レモン」など、身近な素材を使った石けんやリンスなどの化粧品があることが、おもしろいなと思ったことから自分でも化粧品を作ってみたいと思ったのがきっかけです。
自営業をしている父は、熱があろうが何だろうが、毎日本当によく仕事をしていたので、自分も一生興味をもってやれる仕事がしたいと考えていたことも背景にあるかと思います。
また会社案内の際、社長自ら工場案内をしていただき、個人としても社員をしっかり見ていただけそうな気がしたことも理由です。

行っている仕事内容行っている仕事内容

●処方検討…営業や企画からの商品開発依頼をもとに、要望に合った商品の処方開発を行うため、
目指している肌質へどうやったら近づけることができるか、保湿成分の選択や機能性成分の組み合わせを検討し、
求めている使用感が出せるよう、試行錯誤しながら要望に合うように試作検討しています。
●防腐力試験…化粧品の防腐力を測定しながら、できるだけお肌に負担をかけないような、成分の組み合わせや、
最適な配合量の調整を行っています。
●独自原料の開発…微生物を使って原料を発酵させることで、お肌の保護効果が期待できるような原料の開発を行っています。

やりがいを感じたこと・目指している姿やりがいを感じたこと・目指している姿

必死に試作に励んで出来上がった処方が、お客様に気に入って使って頂いていると聞いた時、やっててよかった!と感じます。
また、せっかくお使いいただく化粧品なので、使ってよかったと実感いただけるようなものを作りたいです。
そのためにも、料理を作る手際のいい姿、食材を吟味する目、
繊細な技術などをもたれている日本料理の料理人のような仕事がしたいです。
私が作る化粧品が、日本料理のようにじっくり味わえ、気に入って使っていただけるために、日々努力していきたいです。

private time!

プライベートの過ごし方

共働きをしているので、掃除洗濯に追われる毎日ですが、
週末は、子どもの部活動の応援やテニス(上手ではないですが)をしています。
最近飼いだしたウサギもかわいがってます。

ある1日のスケジュールある1日のスケジュール

8:00 通勤

車で通勤しています。片道50分くらいかかります。
通勤時間の後半から、一日の段取りを考えることにしています。

8:50 出社・メールチェック

白衣に着替えて、メールの返信を行います。急ぎの要件がないか確認します。

9:30 営業部との打ち合わせ

試作依頼書の要望を確認しながら、営業企画と具体的にどういった化粧品を作るかについて打ち合わせを行います。
化粧品を使って頂くターゲットとなる人の年齢層や、どんな機能性を持たせたいか、どういった使用感触にするかなど、
香りや色調なども含め、具体的に話をしながら、使用する成分などについて決めていきます。

10:00 処方検討

打合せの内容に合わせて、配合する機能性成分や、
使用感触に合わせた保湿成分とエモリエント成分の組み合わせを設計して、処方を作成します。

10:45 試作

処方に合わせて原料を秤量し、撹拌機やスターラー、ホモジナイザーなどを使って試作品を調製します。

12:00 昼礼

開発課の5名で昼礼を行い、当日の予定や翌日の連絡などを話します。
試作で上手くいかないところなどの問題点を、意見を出し合い解決する場にもなっています。

12:20 昼食&休憩

よく近くのパン屋さんに買いに行きます。たまには、お弁当を持参することもありますが(笑)。

13:20 試作

出来上がった試作品の感触を確かめます。
塗布時の伸びの感触や、硬さなど、求める使用感触になっているか、香りは丁度いいかなど、試しながら確認します。
納得いく試作品ができなかった場合には、処方を見直して、再試作し、さらに感触を近づけていきます。

16:30 製造部との打ち合わせ

商品化決定後、工場の製造釜で製造を行うために、製造担当者と打ち合わせを行います。
ビーカースケールから工場の大きな釜での製造となるため、
原料の添加順序や添加方法など、製造上の注意点などの確認を行います。
製造釜は大きいため、使用する原料の量も多く失敗は許されないので、製造手順なども、細心の注意を払って作成します。

18:00 洗浄

使用した機械や器具を洗浄し片付けを行います。
試作品について、結果などをまとめます。

18:30 退社

明日の予定を確認し、帰宅します。

未来の仲間へのメッセージ未来の仲間へのメッセージ

Messages to future companions

毎日、どうやったらいい質感になるか、どの成分がより効果的かなど、
部内みんなが一生懸命処方開発を行っています。メンバーそれぞれ作る化粧品は、十人十色です。
他部署とも連携して作り上げるため、時には大変なこともありますが、自分なりのこだわりの詰った宝物です。
ぜひあなたも私たちと一緒に化粧品を創ってみませんか!?